実際には、私の行った島はネコノス島という名前ではありません。
ほんとうは、ミコノス島、エギナ島、ポロス島、イドラ島です。
いずれの島も、猫がいっぱいだったので
ひっくるめて『ネコノス島』と勝手に呼んじゃいました。
行くきっかけは、
HANS SILVESTER氏の写真集Cats in the sunでした。
ギリシャの美しい島を背景に、
のびのびと暮らす猫たちの写真に魅せられて
「絶対ここに行って、猫の写真を撮る〜！！」と決めました。
幸い、同じく写真と猫の好きな友人が同意してくれたので
一緒に行くことになりました。
特に、『エーゲ海の宝石』といわれるミコノス島は
家も道も真っ白な町があり、子供の頃から憧れていた場所でした。
子供の頃は、まさか自分がそこへ行けるなんて思っていませんでしたから
大人になるってすごいです（笑）
（でも、ツアーで行ってるんですけどね）
1996年１０月。
６泊８日の日程で、ミコノスには３日の滞在。
アテネから、１日『エーゲ海クルーズ』で、
エギナ島、ポロス島、イドラ島をまわりました。
ツアーの参加者は、新婚さんだらけでした。
（ギリシャの島って、そーなのね）
けど、新婚さんたちは、ミコノスには１日で飽きたらしく
確かに、ひたすら美しいけど、何もすることはないものね。
私達は、ひたすら猫を追いかけて、写真をとりまくり、
片時も飽きる事なく楽しみました。
だって、数歩歩けば素晴らしい被写体（＝猫）に出逢ってしまうのです。
そして、どこで撮っても美しい背景で、絵になっちゃう。
思っていたより、ずっとたくさんの猫の写真を撮ることができました。
全部で１２５匹の猫達を写真に収めたのでした。
